ユーコンヘルスケア（公的健康保険）に入ろう

カナダは州ごとに異なる公的健康保険の制度があり、ユーコン準州ではユーコンヘルスケア（またはユーコンヘルス）と呼ばれる健康保険があります。今回はその具体的な申請資格や申請場所などをまとめてみました。

Contents

ユーコンヘルスとは？
申請資格
申請に必要な書類
申請場所
ホワイトホース以外のエリア

ユーコンヘルスとは？

ユーコンヘルスは正式にはYukon Health Care Insurance Plan(YHCIP)と呼ばれるユーコン準州の健康保険制度です。加入者には水色のユーコンヘルスケアカードが発行（後日郵送）され歯科（※一部例外）と眼科を除いたユーコン内の病院やクリニックでの診察費や治療費（処方箋は除外）はこのカードを提示することによって無料（州によって賄われる）となります。

除外される内容や民間健康保険の詳細についてはこちらhttps://yukonnavi.com/yukon-insurance/

※ユーコンヘルス（州政府）の公式ページによると「Certain dental-surgical procedures that have to be performed in an approved hospital」（「認定された病院での処置が必要とされる特定の口腔外科治療」）に関してはユーコンヘルスケアによってカバーされるとの記載があります

申請資格

基本的にユーコン準州に住所があり定住している人であれば誰でも無料で加入することができます。

具体的には

・カナダ市民権保持者または永住権保持者であること

・ユーコン準州内に定住する予定であること

・ユーコン準州内に実際に住み6か月以上州外に出ないこと（書類を提出することで免除）

と記載があり、永住権取得前の外国人については

・就労ビザが最低1年以上ある場合→申請可能

・学生ビザの場合→申請不可

となっています。そのためワーキングホリデービザなどをはじめとした就労ビザで滞在している場合は申請が可能ですが学生ビザの場合は（カレッジから説明があると思いますが）個別で民間の保険に加入することになります。

また、申請資格がある場合ルールとして

「Yukon Health Care Insurance coverage normally becomes effective three months after the date you establish residency in Yukon.
「ユーコンヘルスケアは通常ユーコン準州内に居を構えてから3か月経つと適用される」
参照：http://www.hss.gov.yk.ca/yhcip-coverage.php

とあり、これはいわゆる待期期間のことでつまりユーコンに来てから3か月間はユーコンヘルスに加入できないということになります。カナダの他州で公的健康保険に加入していた人がユーコンに引っ越す場合、元々住んでいた州で加入していた健康保険がユーコンでの最初の3か月間をカバーすることになっているのですが日本から直接ユーコンにワーキングホリデーなどの就労ビザで来る場合は万が一の場合に備えてこの3か月間をカバーするために必ず民間の健康保険（日本のクレジットカードに付帯している場合もあるようですので出発までに確認しておくことをおすすめします）に入ってくるようにしましょう。

尚、申請そのものはユーコンに来てから3か月以内の場合でも可能です。むしろ3か月後、と考えていると忘れてしまう場合も考えられますのでできるだけ早めに加入の手続きをしておくことを個人的にはおすすめします。この場合、申請後（ユーコンに来た日にちから数えて）3か月経ってからユーコンヘルスケアカードが発行され自宅に郵送で届きます。有効期限はビザに合わせた期限となりビザの延長、切替をした際にはユーコンヘルスケアの期限が切れる前に再度申請に行く必要があります。※永住権取得後は毎年誕生日に自動更新となりオフィスに出向く必要がなくなります。