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【保存版】カナダの銀行チェック(小切手)を使いこなそう

カナダ、ユーコンで小切手の書き方

ドラマや映画でとんでもないお金持ちやマフィアのボスが小切手にさらさらと金額を書いて渡しているというシーン、見たことありませんか?カナダでは今でも割と日常的に小切手が使われていて、例えば家賃を払うときや給料の受け取りなど小切手でのやり取りもまだまだ一般的です。カナダではチェックと呼ばれる小切手について解説していきます!

チェックの種類

小切手は現金と同じ価値があり、大きなお金のやり取りをする際に現金を持ち歩く必要がないためダイレクトデポジット(口座振り込み)が増えてきている現在でも使う場面や場所によっては未だ広く使われています。英語ではチェック(※Cheque)と呼ばれ、カナダでチェックを使うためにはまず銀行でチェッキングアカウントという種類の口座を開設する必要があります。

カナダは基本的にイギリス英語が使用されているためChequeという綴り(ちなみにカナダのもう1つの公用語、フランス語でもCheque)ですがアメリカ英語ではCheckとなります。

チェックにはいくつか種類がありますが実際に生活の中で使用する頻度が多いのは以下の2種類です。

パーソナルチェック(Personal Cheque)

カナダで家賃の支払いや給料の受け取りの際など一般的に使用するいわゆる普通のチェックです。手書きで記載されているものもあれば予め印刷されているものもあります。個人間でのやり取りの場合は手書きが多いと思います。小切手のやり取りは全て信用のもとで行われ、相手の口座に残高が足りず現金化できなかった場合はNSF(Non-sufficient Funds)でいわゆる不渡り(bounce)となり手数料が発生します。

サーティファイドチェック(Certified Cheque)

サーティファイドチェックのサーティファイドはここでは「保証された」の意味でつまり銀行が指定口座に残高があることを保証&確保してから発行されるチェックです。パーソナルチェックの場合は上記のようにNSFで現金化できないというリスクがありますが、サーティファイドチェックであれば額面の金額が予め確保されているためその心配がありません。このため住宅購入や車購入時の頭金(Down payment)など比較的大きな金額のやり取りではサーティファイドチェックを指定されることが多いです。他にも口座名義(自分)ではなく銀行が発行するバンクドラフト(Bank Draft)という種類のチェックもあります。

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チェックを口座に入金するには

相手から受け取った小切手(給料など)に記載されている金額を自分の口座に入金することをデポジット(Deposit)と言います。一般的にチェックの有効期限は発行(チェックに記載されている日にち)から6か月間とされているためできる限り早めにデポジットをするようにしましょう。ここではデポジット方法をご紹介します!

スマートフォンアプリ

最も簡単で手軽にできる方法は携帯アプリ(Mobile app)を使ったデポジットです。ほとんどの銀行で公式のアプリが用意されているので携帯からダウンロードをすればあとは指示に従って(携帯カメラを使用)操作するだけです(例:RBC(Royal Bank of Canada)のアプリでは「Deposit a Cheque」を選択)。手元にデポジット後のチェックが残るためデポジット前と後のチェックが混ざらないように管理には十分に気を付けましょう。

→実際の入金までに目安として4-5日間かかる

ATM

アプリが普及する前はATMでのデポジットが一般的でした。キャッシュカードを入れてスタート画面から「Deposit」(※銀行によって異なる場合があります)を選択して操作します。今までは備え付けの銀行の封筒にチェックを入れてから機械に投入するタイプがほとんどでしたが、最近では封筒なしで直接チェックを機械に投入できる新しいATMもあります。

→実際の入金までに目安として4-5日間かかる

銀行窓口

デポジット以外に銀行で確認したいことや手続きがある場合は(手続きの内容にもよりますが)基本的に一度に全て手続き可能な銀行窓口でのデポジットが便利です。アプリやATMと異なりその場で入金(NSF でない限り)されるためすぐに現金が必要な場合などには窓口でのデポジットをおすすめします。

→その場で入金される、またはNSFの場合はその場で入金不可と伝えられる

【番外編】日本で

帰国直前に受け取ったチェックをデポジットする時間がなく日本に持って帰ってきてしまった場合や帰国後のタックスリターンの際などは、日本国内でもデポジット(換金)をすることは可能です。ただ2019年7月現在、換金可能な銀行はSMBC信託銀行プレスティアのみ、且つ口座保持者のみとなっています。その為、帰国が近づいている場合などはできる限りカナダの銀行でデポジットして現金化してから口座を閉じる、またはチェックの代わりに現金で受け取ることが可能かどうか等を前もって確認し帰国の準備をすることをおすすめします。

またタックスリターンについては、日本の口座へのダイレクトデポジットの取り扱いはない(2019年7月現在)ためカナダにある日系の会計士やエージェントなどで日本への口座振り込みに対応してくれるところを利用することも一つの手だと思います。

※ダイレクトデポジット対応国はこちらのページから確認できます。
https://www.tpsgc-pwgsc.gc.ca/recgen/dd/etranger-abroad-eng.html

チェックを書いてみよう!

支払いにチェックを使用する場合(家賃など)は自分名義の口座から発行されたチェックに必要事項を記入する必要があります。ここではYukon Naviという人がWhitehorse Apartment Corp.という会社宛てに$1,225分の6月分の家賃を支払う、という設定を例にして説明します。

①日付
ここでは「2019-06-01」と記入する

②支払う相手
ここでは「Whitehorse Apartment Corp.」
→宛名は会社名だけではなく家のオーナーの名前という場合などもあります。

③支払う金額(英語)
ここでは「One thousand two hundred and twenty-five」
→最後に「~~〜」を記入することで後から第三者によって数字が追記されるのを防ぐ目的があります。

④支払う金額(数字)
ここでは「1,225.00」
→小数点以下がゼロの場合までも必ず小数点第2位まで記入しましょう。

⑤支払う用途(メモ欄)
ここでは「June Rent」
→この欄の記入は必須ではありませんが一度に複数のチェックを渡す時などは用途を記入しておくとよいかと思います。

⑥サイン
口座名義人のサインをします
→銀行口座を開設したときにしたサインと同じサインをします。

ポストデーテッドチェックで支払う

例えば家を1年契約してその家賃をチェックで支払う場合など、(家賃を支払う先の)家のオーナーや管理会社によってはポストデーテッドチェック(Post-dated Cheque)を求めてくる場合もあります。これは「先日付小切手」のことで引き落とされる日にちが予め記載されているチェックのことです。

1年契約で月払いの場合、合計12枚のチェックが必要となりますが、そのチェックを毎月オーナーや管理会社に渡すのは双方にとって煩わしいと感じる場合もありそういった場合にとても便利な方法です。

作成はとても簡単で支払日が毎月1日であれば12枚のチェックを用意し、

①に1月1日、2月1日、3月1日…と1年分を記載

⑤に同じくJanuary Rent、February Rent、March Rent…と1年分を記載

残りの箇所は全て同じ内容を記載するだけです。受け取った側はチェックに記載された日にち以前は引き落とすことができないため一度に引き落とされる心配もありません。

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どうやってチェックを手に入れる?

チェックは口座のある銀行から購入(銀行や口座のプランによっては無料の場合も)する必要がありますがカナダの銀行で初めてチェッキングアカウントを開設すると銀行にもよりますがチェックが予め数枚付いてくることがあります。チェックには一般的に口座名義人の名前、支店番号、口座番号が記載されていて口座名義人の住所と電話番号に関してはRBCでは任意の記載となるため記載しないことも可能ですが他の銀行については各自お問い合わせください。

ここでもRBCの話(基本的にはどの銀行でも同じ流れだと思います)となりますがチェックの申し込みは銀行窓口またはオンラインバンキングのアカウント内から申し込むことができ、オンラインでは絵柄が3種類、枚数は50枚か100枚を選択します。その後、住所と電話番号を記載するかどうかの選択、最後に自宅に郵送か銀行窓口で受け取るかを選択すれば支払いはオンラインバンキングから直接引き落とされ、チェックの申し込み完了です。

ボイドチェックとは?

カナダで仕事が決まり初めて仕事をする場合や転職した場合など、新しい職場からボイドチェック(VOID Cheque)を求められることがあります。チェックに大きくVOIDと記載されたチェックのことでVOIDとは「無効」の意味、つまりチェックとしてはもう使用することが不可能な状態のチェックということになります。

給与を直接従業員の銀行口座に振り込み(ダイレクトデポジット)する場合、チェックの一番下に記載されている銀行口座の情報(※)が必要となりこの情報が全て記載されているのがチェックとなるため会社側は提出してもらったボイドチェックで口座番号を確認します。
※一般的にTransit Number(支店番号)、Financial/Bank’s institution Number(銀行番号)、Account Number(口座番号)など

※実際のVOID Chequeに少し加工してあります。

新しいチェックに実際に手でVOIDと記入してもいいのですが銀行によってはオンラインバンキングのアカウント内からPDFファイルでボイドチェックをダウンロードすることも可能です。

RBCではオンラインバンキングにログイン後、

Products & Services

Personal Accounts欄のAccount Services

View and Print Void Cheque

でプリントアウトまたはファイルをダウンロードすることが可能です。

日本ではなかなか使用することがないため馴染みのない存在のチェックですが、カナダでは日常的に目にすることも多く一度慣れてしまえば難しくはありません。銀行によって種類や手数料などサービスの詳細はそれぞれ異なりますので詳しくは口座のある銀行へお問い合わせください。

最後までご覧頂きありがとうございました

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